納豆といえば、日本の食卓に欠かせない発酵食品ですよね。日本独自の食べ物だと思われがちですが、実はインドにも納豆のような発酵食品があることをご存じでしょうか?
私自身、インドに来るまではまったく想像もしていませんでした。
しかし、バンガロールで生活するうちに、「アクニ」という北東インドの伝統的な発酵食品に出会いました。今回は、このインド版納豆「アクニ」についてご紹介します!
1. バンガロールには北東インド人が多く住んでいる
私が住んでいるバンガロールには、北東インド出身の人々が多く住んでいます。特にカフェやレストランに行くと、北東インド人のスタッフの割合が高いことに気付きます。
以前の記事でも紹介しましたが、北東インド人は日本人に非常に近い顔立ちをしています。目や肌の色も日本人に似ており、初めて会ったときはインド人だと気づかないこともあるほどです。
北東インド人のルーツはミャンマー?
北東インド人の友人に話を聞くと、彼らの祖先はミャンマーから来たと言っていました。
その影響もあり、北東インドの文化や食べ物はミャンマーや東南アジアに近いものが多いのです。実際に現在でも、インドのナガランド州とマニプール州では、多くの部族が住んでいますが、同じ部族の村の間にインドとミャンマーの国境がひかれている場合があるので、ミャンマー側の同じ部族の村に移動する場合は、パスポートなしで、毎日歩いて自由に国境を超えると北東インドのナガランド州の友人は言っていました。

2. 北東インドの専門店で発見した「アクニ」
バンガロールには、北東インド人が多く住むエリアがあり、そこには北東インドの食材を扱う専門店もあります。
ある日、そのお店を訪れた際に、冷蔵庫の中に新聞紙と葉っぱに包まれた何かを発見しました。それが、インド版納豆とも言える「アクニ」でした。
3. 「アクニ」とは?インド版納豆の特徴
「アクニ」は、北東インドのナガランド州などで食べられている発酵食品です。大豆を発酵させた食品で、まさに日本の納豆に近い存在。
アクニの特徴
✅ 見た目は納豆に似ているが、糸は引かない
✅ 価格は60ルピー(約110円)
✅ お店の管理状態にもよるが、発酵が進みすぎているものが多くかなり強い発酵臭がある
✅ アルコールのような香りがすることもある
お店の冷蔵庫から取り出したアクニは、日本の納豆とは違い、葉っぱと新聞紙で包まれているのが特徴的です。

4. 実際に食べてみた感想
私はたまにアクニを購入し、自宅で食べています。
おすすめの食べ方は、日本の納豆に近づけるために「酢とキッコーマンの醤油」をかける方法です。
ただ、北東インドのマニプール州出身の友人は、カレーに入れて食べると言っています。
味の感想
🔸 納豆よりも発酵が進んでおり、独特なアルコールのような風味がある
🔸 ねばねば感はなく、味噌のような濃厚な旨味がある
🔸 日本の納豆とは違うが、発酵食品としてはなかなか美味しい!
最初は少し驚きましたが、食べ慣れるとクセになる味です。特に発酵食品が好きな方には、ぜひ試してもらいたい一品です!
※ 注意点:お店の管理状態によりますが、かなり刺激臭がする場合があります

5. インド留学中に「アクニ」を試してみよう!
インド留学でバンガロールに来ることがあれば、ぜひ北東インドの専門店を訪れてみてください。納豆好きの方なら、一度は「アクニ」を試す価値があります!
アクニを試すべき理由
✅ 納豆好きにはたまらない!発酵食品の独特な味わいを楽しめる
✅ インドでも発酵食品があることを体験できる
✅ 北東インドの文化に触れるきっかけになる
バンガロールには、インドの多様な文化を体験できるチャンスがたくさんあります。
まとめ:インドにも納豆文化があった!
インドで納豆のような発酵食品があるなんて、最初は驚きました。しかし、北東インドの「アクニ」を知ることで、インドの食文化の多様性を改めて実感しました。
✅ バンガロールには北東インド人が多く住んでいる
✅ 北東インド専門店で「アクニ」が手に入る
✅ 発酵が進んだ独特の味だが、醤油と酢で食べると美味しい!
✅ ただし、お店の管理状態によって発酵が進みすぎたりする場合があるので注意!!
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