
【実録】トビタテでインド留学するとどうなるのか — 支給額・条件と、1年を走り切った学生の話
こんにゃくをインドに広める — そんなテーマでバンガロールに来た学生がいました。トビタテの支給額と応募条件を整理したうえで、1年を走り切ったその姿を、現地で見ていたままにお伝えします。
最終更新日: 2026-08-11
SUMMARY
この記事の結論
トビタテ!留学JAPANは、返済不要の給付型奨学金です。インドはアジア地域の区分で月額およそ12万円、別途、留学準備金がおよそ21万円。1年なら概算で160万円台になります。行き先もテーマも自分で設計する制度なので、交換留学の協定校が少ないインドでも使えます。ただし語学学習だけの計画では対象にならず、受入機関も自分で確保する必要があります。そして実際に走り切るのは、決して楽ではありません。
メリット
- 返済不要の給付型。インドはアジア地域の区分で月額およそ12万円
- 別途、留学準備金がおよそ21万円。大学生等コースには授業料およそ30万円の枠も
- 概算の目安は1か月で30万円台、1年で160万円台
- 行き先も期間もテーマも自分で設計する制度。協定校の少ないインドでも使える
- 高校生等コースは14日から対象。日割りがなく14日でも1か月分が満額支給
- バンガロールは実践活動の受け皿が多く、語学学校と同じ街で計画を完結できる
デメリット・注意点
- 語学学習だけの計画では対象にならない。探究活動・実践活動が計画の主役
- 受入機関は自分で確保する必要がある。ここが最初の壁になりやすい
- 応募すれば通る制度ではない(大学生等250名・高校生等700名の派遣予定)
- 大学生等コースは28日以上が必須。2週間のプランでは応募できない
- 支給月数の数え方がコースで違い、日程の組み方しだいで1か月分が減る
- 応募から渡航まで半年前後。準備を含めると約1年前から動く必要がある
こんな人におすすめ
こんにゃくを、インドに広める。そんなテーマを掲げて、ひとりの学生がバンガロールにやってきました。文部科学省の給付型奨学金「トビタテ!留学JAPAN」を使った、1年間の留学です。
結果から言えば、彼女はインドの食品販売ライセンスを現地で取得し、すべてインド産の材料でこんにゃくゼリーを開発し、実際に店頭で売るところまで到達しました。ただ、そこに至るまでは本当に大変そうでした。私たちはその1年を、現地で近くから見ていました。
「インドに留学したいけれど、費用をどう工面するか」。ご相談のなかで、必ずといっていいほど出てくるテーマです。インド留学はもともと欧米留学の約3分の1の費用で実現できますが、そこに返済不要の奨学金を組み合わせられれば、負担はさらに軽くなります。
その中心になるのがトビタテです。留学先も期間もテーマも自分で設計でき、インターンシップやフィールドワークといった実践的な活動が制度の中心に据えられている。バンガロールのように、語学学校とIT企業・スタートアップが同じ街に揃っている留学先とは、非常に相性のよい制度です。
この記事では、インドに留学する場合にトビタテからいくら支給されるのか、応募条件は何かを整理したうえで、実際にトビタテでバンガロールに1年間滞在した学生の姿を、私たちが現地で見ていたままに書きます。あわせて、意外に見落とされがちな「語学学習だけの計画では対象にならない」という要件についても触れます。
この記事についてのお断り
本記事は2026年8月時点の情報です。記事内の金額は概算であり、制度の内容・支給額・応募条件・募集スケジュールは年度ごとに変更されます。
正確な情報の確認は、必ずトビタテ!留学JAPAN公式サイトおよび記事末尾の引用元をご参照ください。本記事はあくまで参考程度にとどめていただき、応募の判断は一次情報に基づいて行ってください。なお本記事は、私たちがバンガロールの現地で実際に確認できた、実態のあった内容を中心に記載しています。
▶ 公式サイト: トビタテ!留学JAPAN
トビタテ!留学JAPANとは
正式名称は「官民協働海外留学支援制度〜トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム〜」。文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)が、民間企業からの寄附を財源として実施している留学支援制度です。最大の特徴は3つあります。
- 返済不要の給付型である。借りるのではなく、給付されます。留学後に返済の義務は生じません
- 留学計画を自分で設計する。大学が用意した交換留学の枠に応募するのではなく、行き先も期間もテーマも自分で決め、その計画そのものを審査してもらう制度です。だからこそ、交換留学の協定校が少ないインドのような国でも活用できます
- 語学留学の枠にとどまらない。インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア、研究、プロジェクト型の活動が正面から支援対象になっています。むしろ、そうした活動が計画に含まれていることが要件です
対象は高校生等と大学生等の2コースに分かれています。
| 高校生等対象(第11期) | 大学生等対象(第18期) | |
|---|---|---|
| 派遣予定人数 | 700名 | 250名 |
| 留学期間 | 14日以上365日以内 | 28日以上1年以内(3か月以上推奨) |
| コース区分 | STEAM探究160名/スポーツ・芸術探究140名/マイ好奇心探究250名/社会課題探究150名 | イノベーター50名/STEAM100名/ダイバーシティ100名 |
| 留学開始時期 | 2026年7月10日〜2027年3月31日 | 2026年8月1日〜2027年3月31日 |
高校生は14日から対象になる点が重要です。2週間の短期留学でも制度の対象になります。一方、大学生は28日以上が必須なので、2週間のプランでは応募できません。10代の留学そのものについては高校生・中学生のインド留学もあわせてご覧ください。
▶ 出典: 文部科学省「トビタテ!留学JAPAN 第2ステージ 高校生等対象(第11期)及び大学生等対象(第18期)の募集を開始します」
インド留学の場合、いくら支給されるのか
トビタテの奨学金は月額制で、金額は留学先の地域区分によって決まります。インドはアジア地域の区分にあたり、月額はおよそ12万円です(家計基準を超える世帯は減額されます)。
これとは別に、留学準備金が一括でおよそ21万円支給されます。往復渡航費、ビザ取得、予防接種、そして国内で行われる事前・事後研修への参加費用などを、ここからまかなう設計です。ただし募集要項の表現は「費用の一部を支援する」であり、全額をカバーするものではありません。海外留学保険も支給対象には含まれておらず、各自での加入が推奨されています。
なおインドは日本からの航空券が比較的安く、片道5〜7時間程度で直行便もあります。準備金のなかで渡航費が占める割合は、それほど大きくありません。
さらに大学生等コースには、授業料としておよそ30万円の枠があります。ただし語学習得のみを目的とする科目は対象外なので、語学学校の授業料をここから出すことは想定されていません。この点は後述する「語学学習だけの計画では通らない」という要件と地続きの話です。高校生等コースには授業料の別枠支給がなく、月額の奨学金が現地活動費と授業料相当額の両方を兼ねる設計になっています。
概算: インドに1年なら160万円台
ざっくりした目安として、インドに留学した場合の支給額はこの程度になります(家計基準内の場合)。
| 留学期間 | 支給額の概算 |
|---|---|
| 1か月 | 30万円台 |
| 3か月 | 50万円台 |
| 6か月 | 90万円台 |
| 1年 | 160万円台 |
大学生等コースで授業料の支給がある場合は、これに最大30万円が上乗せされます。
支給月数の数え方は、コースによって違います
ひとつ注意点があります。支給月数の数え方はコースによって違い、日程の組み方しだいで1か月分が増減します。高校生等コースは留学日数を31で割って切り上げる方式なので、14日でも1か月分が満額支給されます。
一方、大学生等コースは暦月ごとの判定で、ひと月の留学日数が15日未満の月は支給されません。月の半ばに渡航を開始・終了すると、その月が丸ごと支給対象から外れることがあります。正確な支給額と計算方法は、トビタテ公式の募集要項でご確認ください。金額は年度ごとに見直されます。
▶ 公式サイト: トビタテ!留学JAPAN
採択されるとは限りません
ひとつ、誤解のないようにお伝えしておきます。トビタテは応募すれば必ず採択される制度ではありません。大学生等コースの派遣予定人数は250名、高校生等コースは700名で、書面審査と面接審査を経て選考されます。「奨学金があるから大丈夫」ではなく、「計画次第で費用の大部分をまかなえる可能性がある」というのが正確な理解です。採択されなかった場合の選択肢についても、この記事の後半で触れます。
応募条件
大まかな条件は次のとおりです。
- 日本国籍を有する、または日本への永住が許可されていること
- 年度の初日時点で30歳以下であること
- 国内の高校、または大学・大学院・短期大学・高等専門学校・専修学校に在籍していること
- 事前研修・事後研修に参加する意思があること
- 留学に必要なビザを取得できる見込みがあること
- JASSOの第二種奨学金に準じた家計基準を満たすこと(超えていても応募自体は可能で、その場合は月額が減額されます)
- 他の奨学金や、インターンシップ等の報酬との併給に制限があること
- 過去にトビタテの派遣留学生として採用されていないこと
ただし、年齢の基準日、家計基準の具体的な金額、併給制限の判定方法は、コースごとに異なり、年度ごとにも変わります。特に併給制限は高校生等コースと大学生等コースで判定の仕方そのものが違うため、ここで簡略に書くとかえって誤解を招きます。
応募条件の詳細は、必ずトビタテ!留学JAPAN公式の募集要項をご確認ください。家計基準については、募集要項で案内されている「家計基準判定ツール」で確認するのが確実です。ビザについてはビザ完全ガイドに、インド側の手続きをまとめています。
▶ 公式サイト: トビタテ!留学JAPAN
見落とされやすい要件: 語学学習だけの計画では通らない
トビタテを検討される方に、最初にお伝えしているのがこの点です。「語学学校に通って英語力を伸ばします」という計画だけでは、トビタテの対象になりません。募集要項では、留学計画に次の活動を含めることが求められています。
高校生等: 「探究活動」
自らの興味・関心に基づいて「問い」または課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく活動
大学生等: 「実践活動」
座学や知識の蓄積型ではなく「実社会との接点」から多様な学びを得ることができる学修活動
具体的には、インターンシップ、フィールドワーク、ボランティア、プロジェクト型学習(PBL)などが該当します。大学生等コースでは、実践活動のみで構成された計画も支援対象とされています。
語学学習を計画に含めること自体は問題ありません。ただし、それは補助的な位置づけであることが前提です。「英語で現地の人にヒアリングするために語学学校に通う」といった、探究・実践活動を成立させるための手段として位置づける必要があります。
もうひとつの要件が、受入機関を自分で確保していることです。応募の段階で、現地のどの機関がどのように受け入れてくれるのかを示せなければなりません。ここが、多くの応募者にとって最初の壁になります。
バンガロールが計画を組みやすい理由
この2つの要件を踏まえると、留学先としてのバンガロールには明確な利点があります。
- IT企業とスタートアップが集積している。バンガロールは「インドのシリコンバレー」と呼ばれる都市で、グローバル企業の開発拠点から現地発のスタートアップまでが同じエリアに集まっています。実践活動の受け皿になりうる組織の絶対数が多く、日系企業やベンチャーキャピタルの現地法人も進出しています
- 社会課題がスケールで存在する。人口規模、都市化、教育、医療、環境。探究テーマとして設定できる題材が、当事者との距離が近い状態で目の前にあります
- 語学学習と実践活動を同じ都市で完結できる。英語が通じる環境なので、語学学校での学習とインターンシップを、移動を挟まずに並行させられます
- 日本人がまだ少ない。応募書類でも面接でも、「なぜその国なのか」は必ず問われます。同じテーマでも、留学先を欧米からインドに変えるだけで計画の独自性は上がります
インド留学プラスでは、バンガロール現地に法人を構えており、語学学校、インターン先、住まいまでを現地で手配しています。トビタテの応募を前提とした計画づくりや、受入機関の確保についてもご相談いただけます。
実例: こんにゃくをインドに広めようとした学生
トビタテを使ってインドに留学した方の事例は、文部科学省・JASSOが運営する体験談サイト「留学大図鑑」で公開されています。ここでは、バンガロールに滞在した1名の計画を紹介します。本事例の前半は、留学大図鑑に掲載されている公開情報をもとに要約したものです。全文は記事末尾のリンクからご覧いただけます。
テーマは「日本の伝統健康食材こんにゃくをインドに広める」
兵庫県立大学 国際商経学部の学生が、2023年10月から2024年9月までの12か月間、インド・バンガロールとタイに滞在しました。
掲げたテーマは、日本の伝統的な健康食材であるこんにゃくを、世界最大の菜食国であるインドに広めること。もうひとつの背景が、インドで糖尿病が深刻な社会課題になっているという事実でした。肥満や糖尿病への効果が期待されるこんにゃくからデザートを開発し、新しい食の選択肢を提供する — これが計画の骨子です。
現地VCでのインターンシップから商品化まで
滞在中は、バンガロールにあるベンチャーキャピタルBeyond Next Ventures Indiaでインターンシップを行いながら、以下の活動を段階的に進めています。
- こんにゃく芋、こんにゃく粉、こんにゃくゼリーに関する市場調査・競合調査
- こんにゃくゼリーの反応を確かめる試食イベント、こんにゃく料理の試食・紹介会の開催
- インド現地でのこんにゃくゼリー開発に必要な材料調達
- 日本のこんにゃく企業と現地ココナッツ企業の協力を得た商品開発
- 販売路の開拓、カフェでのプレ販売
- バンガロールのヴィーガンマーケットへの出店
並行して、NGOのMuse Creationでボランティア活動にも参加しています。
「輸入」から「現地生産」への方向転換
この事例で参考になるのは、計画が途中で大きく変わっている点です。当初は日本からこんにゃく麺を輸入する案でした。しかし現地での市場調査の結果、その方法では市場に適さないと判断し、インド現地の資源を使ったこんにゃくゼリーの開発へと方向転換します。結果として、この学生は次の成果を挙げています。
- インドの食品販売ライセンスであるFSSAI を現地で取得
- すべてインド現地の材料で、インド産こんにゃくゼリーの開発に成功
- 現地のカフェおよびヴィーガンマーケットでの販売経験
- 現地の食品関連起業家、イノベーター、学生とのネットワーク構築
本人は、この経験を通じて「柔軟性、課題解決力、適応力」を身につけたと振り返っています。断水や停電といった生活環境の困難に対しても、自分でマニュアルを作成して仕事と生活を整えたと記されています。受給したトビタテ奨学金の金額と、留学にかかった費用の内訳は、留学大図鑑の該当ページで公開されています。実際の数字を知りたい方は、そちらをご確認ください。
▶ 出典: 留学大図鑑「入江真樺さんの海外留学体験記(留学先: インド・タイ)」
現地で見ていた立場から
ここからは公開情報ではなく、私たちがバンガロールで実際に見ていた話です。彼女は、本当によく頑張っていました。計画に書いたことを、ひとつずつ形にしていく。市場調査で当初の案が通用しないと分かってからも止まらず、材料を探し、企業に掛け合い、試食してもらい、また作り直す。その繰り返しでした。
その努力があったからこそ、現地で多くの人と繋がっていました。インドは、本気で動く人にはきちんと応えてくれる国です。気がつけば彼女の周りには、現地の起業家、学生、協力してくれる会社の方々が集まっていました。ライセンスの取得も販売先の開拓も、その繋がりがあって初めて実現したことです。
ただ、正直に書きます。本当に大変そうでした。言葉の壁、商習慣の違い、断水や停電といった生活面の不便。そのうえで、限られた期間のなかで成果を出さなければならない。1年間、走り続けていたという印象です。
トビタテでインドに行くというのは、こういうことです。奨学金が出るぶん、やり切る責任も伴います。応募を考えている方には、その両方をイメージしたうえで判断していただきたいと思っています。
この事例から読み取れること
バンガロールで、学生が実際にビジネスを立ち上げられている。現地VCでのインターンという足場を持ちながら、市場調査から商品開発、ライセンス取得、販売までを1年で走り切っています。
計画が変わることは、マイナスではない。当初案が通用しないと分かった時点で方向転換し、それを成果につなげたことが、この計画の評価すべき点として体験記に記されています。トビタテの審査で問われるのは完璧な計画書ではなく、現地で問いを立て直しながら進められるかどうかです。
インドだからこそ成立するテーマがある。菜食の市場と糖尿病という組み合わせは、インド以外では成立しません。「なぜその国なのか」に、計画そのものが答えている構造になっています。
留学大図鑑には、インドの体験記が複数あります
この方以外にも、インドで布ナプキンと国際保健に取り組んだ方、障がい者支援技術を学んだ方、データ分析で社会課題解決に挑んだ方など、複数の体験記が掲載されています。応募を検討される方は、一度目を通しておくことをおすすめします。インド留学プラスを通じて留学された方の話は留学体験談でご覧いただけます。
本音: 語学学習の時間は思ったほど取れません
前の章で書いたとおりです。トビタテでインドに行くと、計画に書いた活動をやり切ることに時間のほとんどが吸われます。
これまでバンガロールで数名のトビタテのインターン生を見てきましたが、共通しているのはこの点です。インターン先での業務、現地でのヒアリング、成果のとりまとめ。そこに時間を使えば、語学学校に通う時間や自習の時間は、どうしても限られます。
制度の設計を考えれば、当然の帰結でもあります。前述のとおり、トビタテでは探究活動・実践活動が計画の主役であり、語学学習は補助的な位置づけであることが要件です。計画どおりに進めるほど、語学の時間は後回しになります。「トビタテで費用を抑えながら、英語もしっかり伸ばす」という期待は、現実には成立しにくい。ここは正しい期待値を持っていただきたい部分です。
語学学習の比重が大きいインターンという選択肢
では、語学学習にしっかり時間を使いたい場合はどうするか。公的な給付型奨学金とは別の枠組みとして、語学学習の比重が大きいインターンシップを募集している機関があります。
そのひとつが、大学生・若手社会人向けに海外インターンシップを提供しているAHR(アジアDASH)です。フィリピンでの「英語を学びながら」、台湾での「中国語を学びながら」といったプログラムを扱っており、募集国にはインドも含まれています。インド留学プラスも、2026年8月現在、AHR経由での募集を依頼しています。こうした枠組みであれば、トビタテの実践活動と比べて、多くの時間を語学学習に充てられる可能性が高くなります。
ただし注意点があります。機関によっては、紹介料や手数料が発生する場合があります。費用の総額を比較する際は、その点も含めて確認してください。
▶ AHR 公式サイト: 海外インターンシップAHR|アジアDASH
インド留学プラスの「ハイブリッド型留学」
インド留学プラスでも、語学留学をメインにしながら現地でのインターンシップにも参加するハイブリッド型留学をご用意しています。活動全体を100としたとき、インターンシップに20、残りの80を英語学習や自由時間に充てるイメージです。インターンの内容によっては留学費用を大幅に抑えられ、スキル次第では費用が無料になるケースもあります。ご興味がある方は、お問い合わせください。
ただし、こちらも誰でも参加できるわけではありません。募集のタイミングによって、参加の可否が分かれます。受入先の状況によるため、ご希望の時期に必ず枠があるとは限りません。
そして、審査はかなり厳しく行っています。理由ははっきりしています。正規の費用をお支払いいただいて留学されている他の方に対して、申し訳が立たないからです。過去に数名を募集した際、インターンの業務にはほとんど取り組まず、語学学習だけを行っていた方がいました。このような場合は、即時帰国いただくか、留学費用の全額をご請求します。
結論として、「費用を抑えて、語学留学だけをする」ということは、とても難しいとお考えください。インターンとして受け入れる以上、インターンとしての責任が伴います。そこに向き合う覚悟がある方に限って、費用面のメリットが成立します。
よくあるご質問
012週間の短期留学でもトビタテは使えますか?▼
高校生等コースは14日以上が対象なので使えます。日割り計算がなく、14日でも1か月分が満額支給されます。一方、大学生等コースは28日以上が必須なので、2週間のプランでは応募できません。
02語学学校に通うだけの計画では応募できませんか?▼
応募自体はできますが、採択は難しいと考えてください。高校生は探究活動、大学生は実践活動を計画に含めることが要件です。語学学習は、それらを成立させるための補助的な位置づけとして計画に組み込む必要があります。
03他の奨学金と併用できますか?▼
金額しだいでは併用できますが、判定の方法がコースによって異なり、併給できない制度もあります。個別の可否は募集要項でご確認ください。
04受入機関はどうやって探せばいいですか?▼
自分で探して交渉するのが原則です。留学大図鑑の体験記でも、SNSで企業の経営者や社員に直接メッセージを送るという方法が紹介されています。インド留学プラスでは、バンガロールの語学学校およびインターン受入先を現地で手配していますので、この部分でご協力できる可能性があります。
05家計基準を超えていたら諦めるしかないですか?▼
応募自体は可能です。その場合は月額が減額され、採用枠も限られます。詳しくは募集要項をご確認ください。
06応募から渡航まで、どのくらいかかりますか?▼
半年前後です。さらにその前に、留学計画の設計、受入機関の確保、応募書類の作成が必要になります。現実的には、留学したい時期の約1年前から準備を始めるのが目安です。「来月から留学したい」という段階では、トビタテは選択肢に入りません。募集の時期は年度ごとに変わるため、公式サイトでご確認ください。
まとめ
インド留学におけるトビタテ!留学JAPANのポイントを整理します。
- インドはアジア地域の区分で、月額はおよそ12万円。別途、留学準備金がおよそ21万円。大学生等コースにはさらに授業料およそ30万円の枠がある
- 概算の目安は、1か月で30万円台、3か月で50万円台、6か月で90万円台、1年で160万円台
- 語学学習だけの計画では対象にならない。探究活動(高校生)・実践活動(大学生)を含める必要がある
- 受入機関は自分で確保する必要がある
- 応募から渡航まで半年前後。行きたい時期の1年前から準備を始めるのが現実的
- 支給額・応募条件・スケジュールは年度ごとに変わるため、必ず公式の募集要項で確認すること
なお、インド政府のICCR奨学金や民間財団の制度など、インド留学に使える奨学金はトビタテ以外にも複数あります。全体像はインド留学で使える奨学金まとめで整理していますので、あわせてご覧ください。
そして、実際に見てきた立場から繰り返しておきます。トビタテでの留学は、決して楽ではありません。奨学金が出るぶん、やり切る責任が伴います。そのうえで走り切った人が、現地で人と繋がり、形に残る成果を持ち帰っています。
計画のご相談から承っています
参考・出典
本記事の制度に関する記述は、以下の公的機関の公表資料をもとに作成しています(すべて2026年8月11日参照)。記事内の金額は概算であり、制度の内容および募集要項は年度ごとに変更されます。応募にあたっては、必ず一次情報で最新の募集要項をご確認ください。なお「現地で見ていた立場から」および「本音」の各章は、インド留学プラスがバンガロールで実際に見てきた内容に基づく記述です。
制度・募集要項
あわせて読みたい

ビザ完全ガイド
インド留学に必要なビザの種類・申請の流れ・必要書類・よくある失敗を、バンガロール現地の日本人エージェントが解説。ビザ費用込みのサポート内容もご案内します。

英語留学のリアル
なぜインドで英語留学?訛りは大丈夫?という疑問に現地エージェントが本音で回答。英語話者の多いインド・バンガロールで、生活まるごと英語漬けになる留学のリアルを解説します。

世界の英語を聞き取る力
インドで英語留学は本当にアリなのか。訛りの実際、アジアで最も国際的な教室、費用、そして最大のメリットであるリスニング力まで。学術研究と公的統計をもとに、都合の悪いデータも隠さず解説します。

メリット・デメリット
インド留学のメリット・デメリットを事実ベースで解説。費用・英語環境・キャリアの強みから、ビザや衛生面の注意点と対策まで、後悔しないための判断材料をまとめました。
