
留学費用を「総額」で比べる|国別・期間別(1か月〜1年)と、条件を揃えたときの差
同じ国・同じ期間でも、相部屋か個室か、食事が何食つくか、航空券と保険を足すかで、留学の総額は数十万円単位で動きます。国別・期間別の相場を出典つきで並べ、条件を揃えて計算し直すと、相場表の順番は入れ替わります。
最終更新日: 2026-09-02
SUMMARY
留学費用を総額で比べると、バンガロールは半年154.6〜196.9万円。マルタ・カナダより約40〜100万円低くなります
相場表の数字は相部屋・食事一部・航空券と保険別のものが多く、個室・朝夕2食・保険・航空券まで揃えて計算し直すと順番が入れ替わります。半年の総額はフィリピン187.2〜207.4万円、カナダ234.0〜252.3万円、マルタ238.9〜257.2万円に対し、バンガロール(当社)は154.6〜196.9万円。保険に加入しない場合は140.8〜177.8万円で、フィリピンの帯も下回ります。1年では当社の195万円に対して、マルタ・カナダは250〜432万円です。
メリット
- 個室と朝夕2食が標準料金に含まれ、相部屋から個室への追加額(フィリピン52.7万円、マルタ39.6万円)がかからない
- 海外旅行保険とワクチンが留学の条件ではなく、加入しない場合は半年13.8〜19.1万円・1年41.1〜55.9万円を減らせる
- 空港送迎・現地の日本人スタッフのサポート・選べるオプション1つが料金に含まれる
- 授業は週20〜25時間で、1時間あたり約2,600〜4,100円(保険なしなら約2,300〜3,700円)。授業の追加も相談できる
デメリット・注意点
- 1か月の短期では国による差がほとんど出ず、当社は1か月の公開料金がない(個別見積り)
- フィリピンの相部屋プランとは同じ帯にあり、生活費の使い方で前後する
- 往復航空券(約9〜22万円)と昼食などの現地生活費(半年16.8〜33.6万円)は別にかかる
こんな人におすすめ
半年以上の語学留学を考えていて、個室と食事付きの住まいで総額を抑えたい方。
「留学の費用はいくらですか」という質問に、1つの数字で答えることはできません。同じ国・同じ期間でも、相部屋か個室か、食事が何食つくか、航空券と保険を足すかで、総額は数十万円単位で動きます。
この記事では、国別・期間別の相場を出典つきで並べたうえで、その数字に何が含まれていて何が含まれていないのかを確かめ、条件を揃えて計算し直します。相場表の順番は、条件を揃えると入れ替わることがあります。
対象は、1か月から1年の語学留学を考えていて、まだ国を決めていない方です。数字はすべて2026年9月2日時点の公開情報で、表ごとに出典と参照日を添えています。
留学費用の相場|期間別・総額の早見表
よく引用される国別の相場を、1つの表にまとめます。この表の数字は授業料と滞在費、ホームステイの場合の食事を含み、往復航空券・海外旅行保険・お小遣いを含みません。
| 国 | 1か月 | 3か月 | 半年 | 1年 |
|---|---|---|---|---|
| アメリカ | 35〜70万円 | 70〜140万円 | 160〜320万円 | 280〜640万円 |
| イギリス | 28〜57万円 | 84〜171万円 | 168〜342万円 | 336〜550万円 |
| カナダ | 24〜36万円 | 72〜108万円 | 144〜216万円 | 288〜432万円 |
| オーストラリア | 22〜34万円 | 66〜102万円 | 132〜204万円 | 264〜408万円 |
| ニュージーランド | 21〜31万円 | 63〜93万円 | 126〜186万円 | 252〜372万円 |
| アイルランド | 24〜46万円 | 72〜138万円 | 144〜276万円 | 288〜450万円 |
| マルタ | 22〜34万円 | 66〜102万円 | 130〜190万円 | 250〜360万円 |
| フィリピン | 14〜28万円 | 42〜84万円 | 84〜168万円 | —(出典に記載なし) |
| インド(バンガロール) | —(個別見積り) | 約80万円 | 約115万円 | 約195万円 |
出典: アルク「留学費用はいくら?国別・期間別の相場と節約術【2026年】」(2026年9月2日参照)。授業料・滞在費・食事(ホームステイの場合)込み、航空券・保険・お小遣い別。個室か相部屋かの区別なし。インドは当社の料金表(2026年9月時点。個室・朝夕2食・税込、航空券・保険・昼食別)。1か月は個別見積り。
この表から読み取れることは3つあります。
1つ目は、期間が長いほど国による差が大きくなることです。1か月ではアメリカとフィリピンの差は21〜42万円ですが、半年では76〜152万円に広がります。1か月なら「行きたい国」で選んでも総額はさほど変わらず、半年以上では国の選択が総額を左右します。
2つ目は、同じ国でも上限が下限の2倍近いことです。この幅は都市の物価と滞在形態の違いによるもので、表の下限で予算を組むと、実際の見積りで上振れします。
3つ目は、この表に載っていない費用があることです。往復航空券は約9〜22万円、海外旅行保険は約13〜41万円が別にかかります(出典: 同じアルク記事の目安)。さらに昼食や交通費などの現地生活費も別です。「相場表の数字 + 数十万円」が実際の総額に近い、と考えてください。
「留学費用の平均」を知りたい方も多いはずですが、国・期間・滞在形態を固定しない平均を出している公的な統計は見当たりません。相場は幅でしか示せず、その幅を狭めるのは条件の指定です。次の章で、その条件を確かめます。
その相場表には、何が含まれていないのか
国別の相場表は多くのサイトが出していますが、前提条件はそれぞれ違います。代表的な3つの記事と、当社の料金表の前提を並べます。
相場表の前提条件の比較(2026年9月2日参照)
アルク「留学費用はいくら?国別・期間別の相場と節約術【2026年】」
- 滞在形態
- ホームステイ・学生寮・シェアハウスの相場を併記。個室・相部屋の区別なし
- 食事
- ホームステイは食事付き、シェアハウスは食費別
- 航空券・保険
- 含まない(お小遣いも別)
- 為替の明示
- あり(2026年9月時点)
留学ジャーナル「語学留学の費用まとめ!国別の目安やビザ申請料・節約術まで」(2026年7月28日更新)
- 滞在形態
- ホームステイ
- 食事
- 平日は朝夕2食、土日は3食
- 航空券・保険
- 含まない(別途50〜120万円と記載)
- 為替の明示
- なし(2025年の情報)
成功する留学「留学費用完全ガイド2026」
- 滞在形態
- ホームステイ(アメリカ・ニュージーランド・イギリス・マルタ)。フィリピンは4人部屋の寮
- 食事
- フィリピンは3食込み。他は明示なし
- 航空券・保険
- 含む(学費・滞在費・渡航費・保険・ビザを合算)
- 為替の明示
- なし
インド留学プラス(当社)の料金表
- 滞在形態
- 個室(2名1室は別見積り)
- 食事
- 住まいで朝食・夕食。昼食は自己負担
- 航空券・保険
- 含まない
- 為替の明示
- 日本円・税込
出典: 各記事の本文(2026年9月2日参照)。URL は記事末尾の出典一覧。
同じ「カナダ・半年」を3つの記事で見ると、144〜216万円、186〜248万円、240〜260万円と、最大で約100万円の開きがあります。どれかが間違っているのではなく、含んでいるものが違います。3つ目の記事は航空券・保険・ビザまで足した総額なので、高く出ます。
見落とされやすいのは、部屋の条件です。学生寮の相場は相部屋を含んでいることが多く、上の3記事のうちフィリピンの前提を「4人部屋」と明記しているのは1つだけです。相場表の下限は、たいてい相部屋の数字です。
もう1つは食事の回数です。「平日2食・土日3食」「3食込み」「食費別」が混在しており、昼食を毎日外で食べるなら、半年で10万円単位の差になります。前提そのものが書かれていない記事も少なくありません。
相場表を読むときは、次の4点を確かめてください。
- 滞在は相部屋か、個室か
- 食事は何食含まれるか(昼食は含まれるか)
- 航空券と保険は入っているか
- 為替レートと参照日はいつか
この4点が揃っていない数字を並べて比べても、順位は前提の違いを映しているだけです。次の章では、この4点を揃えて計算し直します。
条件を揃えて計算し直すと、順番が変わる
比較の条件を次のように揃えます。
- 期間: 半年(24週)
- 部屋: 個室
- 食事: 住まいで朝食と夕食(3食のプランがある学校は「3食にした場合」も併記)
- 海外旅行保険: 損保ジャパン「海外旅行総合保険 留学生プラン」の6か月保険料 13.8〜19.1万円(治療・救援費用 1,000万円〜無制限のプラン K84〜S85)
- 往復航空券: 約9〜22万円(出典: アルク記事の目安。4か国に同じ幅を当てる)
- 季節: 各校の最も安い時期の料金(実際は季節をまたぐので、下限に近い値になる)
- 為替: 1ユーロ157円、1カナダドル115円、1ペソ2.6円(2026年9月時点)
- ビザ申請料: 4か国とも含めない
比較対象は、部屋タイプ別の料金と食事の条件を公開している 3D ACADEMY(セブ島)・Maltalingua(マルタ)・ILSC(トロント)と、当社のプログラム(バンガロール)です。料金表の URL は記事末尾の出典一覧にあります。
フィリピン(セブ島・3D ACADEMY・ESLコース・24週)
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| 相場表の前提に近い公開料金(4人部屋・3食) | 103.0万円 | 料金表の24週 1,030,100円 |
| 個室にした場合の追加額 | +52.7万円 | 1人部屋 1,557,100円との差 |
| 食事を揃える追加額 | 0 | 3食込み |
| 現地払い(SSP・ACR-Iカード・ID・管理費・教材・滞在延長) | +8.7〜10.6万円 | 33,330〜40,796ペソ × 2.6円。返金される保証金は除く |
| 海外旅行保険(6か月) | +13.8〜19.1万円 | 損保ジャパン K84〜S85 |
| 往復航空券 | +9〜22万円 | アルク記事の目安 |
| 総額(半年) | 187.2〜207.4万円 |
出典: 3D ACADEMY「料金のご案内」(日本円建て。2026年9月2日参照)。料金表に「実際の金額は変動する可能性があります」の注記あり。
マルタ(Maltalingua・General English 20レッスン・24週・最も安い時期)
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| 相場表の前提に近い公開料金(アパート2人部屋・自炊) | 151.9万円 | 授業料 €4,968 + 滞在 €196 × 24週 = €9,672 |
| 個室にした場合の追加額(アパート1人部屋) | +39.6万円 | (€301 − €196) × 24週 = €2,520 |
| 食事を揃える追加額(朝夕2食のホームステイ個室に切替) | +23.7万円 | ホームステイ個室 €364 × 24週 = €8,736 と、アパート個室 €7,224 の差 €1,512 |
| 空港送迎(往復)と環境税 | +0.9万円 | €45 + €22.50 |
| 海外旅行保険(6か月) | +13.8〜19.1万円 | 損保ジャパン K84〜S85 |
| 往復航空券 | +9〜22万円 | アルク記事の目安 |
| 総額(半年) | 238.9〜257.2万円 | 昼食は自己負担(金額は出典が無いので加えていない) |
出典: Maltalingua「Adult Prices (Euro) 2026」(2026年9月2日参照)。登録料・教材費なし。最も安い時期は1月1日〜3月22日と8月30日〜12月31日。
カナダ(トロント・ILSC・Morning 24レッスン・24週・最も安い時期)
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| 相場表の前提に近い公開料金(ホームステイ個室・朝夕2食) | 206.8万円 | 授業料 $400 × 24週 + 登録料 $220 + 教材費 $15 × 24週 + ホームステイ $325 × 24週 = $17,980 |
| 個室にした場合の追加額 | 0 | ホームステイは個室が標準 |
| 食事を揃える追加額 | 0(3食にすると +6.9万円) | 3食のプラン $350 との差 $25 × 24週 = $600 |
| 滞在手配料と空港送迎(片道) | +4.4万円 | $250 + $135 |
| 海外旅行保険(6か月) | +13.8〜19.1万円 | 損保ジャパン K84〜S85。州の医療保険や学校指定の保険が別に求められる場合がある |
| 往復航空券 | +9〜22万円 | アルク記事の目安 |
| 総額(半年) | 234.0〜252.3万円 | 昼食は自己負担(金額は加えていない) |
出典: ILSC「Price List 2026 – Toronto」とILSC Accommodations「Homestay – Canada」(2026年9月2日参照)。朝夕2食は Half board、3食は Full board。最も安い時期は5月16日〜9月6日以外。
バンガロール(当社・6か月)
| 項目 | 金額 | 根拠 |
|---|---|---|
| 公開料金(個室・朝夕2食・税込・空港送迎込み) | 115万円 | 当社の期間別料金表 |
| 個室にした場合の追加額 | 0 | 個室が標準 |
| 食事を揃える追加額 | 0 | 昼食・外食・日用品は下の生活費に含める |
| 現地生活費(昼食・外食・日用品) | +16.8〜33.6万円 | 1日1,000〜2,000円 × 168日(外食やカフェを含む目安) |
| 交通費 | +0〜7.2万円 | 徒歩圏なら0。配車アプリなどで1日200〜600円 × 通学120日 |
| 海外旅行保険(6か月) | +13.8〜19.1万円 | 損保ジャパン K84〜S85(当社は加入を条件にしていない。後述) |
| 往復航空券 | +9〜22万円 | アルク記事の目安 |
| 総額(半年) | 154.6〜196.9万円 | 保険に加入しない場合は 140.8〜177.8万円 |
出典: インド留学プラスの料金表と FAQ(2026年9月2日参照)。
4か国を1つの表にまとめます。
| 国 | 相場表に近い公開料金 | 個室にすると | 食事を揃えると | 保険(6か月) | 航空券 | 総額(半年) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| フィリピン | 103.0万円(4人部屋・3食) | +52.7万円 | 0(3食込み)。現地払い +8.7〜10.6万円 | +13.8〜19.1万円 | +9〜22万円 | 187.2〜207.4万円 |
| マルタ | 151.9万円(2人部屋・自炊) | +39.6万円 | +23.7万円(朝夕2食のホームステイに切替)。送迎など +0.9万円 | +13.8〜19.1万円 | +9〜22万円 | 238.9〜257.2万円 |
| カナダ | 206.8万円(個室・朝夕2食) | 0 | 0(3食なら +6.9万円)。手配料など +4.4万円 | +13.8〜19.1万円 | +9〜22万円 | 234.0〜252.3万円 |
| インド | 115万円(個室・朝夕2食) | 0 | 生活費 +16.8〜33.6万円、交通費 +0〜7.2万円 | +13.8〜19.1万円 | +9〜22万円 | 154.6〜196.9万円(保険なし 140.8〜177.8万円) |
出典: 上の4つの計算過程(2026年9月2日参照)。保険(損保ジャパン留学生プラン)と航空券(アルク記事の目安)は4か国に同じ幅を当て、ビザ申請料は含めていない。昼食は自己負担(インドのみ生活費として加算)。
公開料金の順はフィリピン103万円、バンガロール115万円、マルタ152万円、カナダ207万円ですが、相部屋を個室に変えた時点で1位と2位が入れ替わります(155.7万円と115万円)。相場表でいちばん安く見える国は、相部屋の数字で安く見えていたということです。
総額では、フィリピン(187.2〜207.4万円)とバンガロール(154.6〜196.9万円)は同じ帯に重なります。どちらかが大幅に安いのではなく、生活費の使い方で前後する差です。差がはっきり開くのはマルタ・カナダとの間で、半年の総額で約40〜100万円です。
料金の改定や為替で数字は動きますが、「相部屋か個室か」「食事が何食か」で数十万円動く構造は変わりません。
期間別に見る留学費用|1か月・3か月・半年・1年
期間ごとに、早見表の相場と前章の計算を重ねて読みます。
1か月の費用
1か月の相場は、フィリピン14〜28万円、マルタ・オーストラリア22〜34万円、カナダ24〜36万円、アメリカ35〜70万円です(出典: アルク記事。航空券・保険別)。これに往復航空券9〜22万円を足すだけで、いちばん安い国でも23〜50万円になり、保険料がさらに乗ります。
1か月では、国による差はほとんど出ません。フィリピンの14〜28万円は、3D ACADEMY の4週の料金(6人部屋16.7万円〜1人部屋27.4万円)とほぼ重なり、下限が相部屋、上限が個室の数字と読めます。インドは1か月の公開料金が無く個別見積りになりますが、この短さで当社の金額がフィリピンの相部屋の相場を下回ることはありません。短期で決め手になるのは費用より、休みの長さと行きたい都市です。
航空券は1か月でも1年でも同じ金額なので、短いほど総額に占める割合が大きくなります。1か月の留学では、航空券が総額の2〜4割を占めます。
3か月の費用
3か月の相場は、フィリピン42〜84万円、マルタ66〜102万円、カナダ72〜108万円、アメリカ70〜140万円です。当社の3か月は約80万円(個室・朝夕2食・税込)で、フィリピンの帯(相部屋を含む)の中に入り、マルタ・カナダの帯の下側にかかります。3か月では、個室で比べてようやく互角になる、という段階です。
3か月の海外旅行保険は、公開されている料金表の区分が4か月からのものが多く、この記事では金額を示せません。保険会社のサイトで、渡航先と期間を指定して見積もってください。
半年の費用
半年は、国の差がはっきり出始める分岐点です。相場表では、フィリピン84〜168万円に対して、マルタ130〜190万円、カナダ144〜216万円、アメリカ160〜320万円。前章の再計算(個室・朝夕2食・保険・航空券込み)では、フィリピン187.2〜207.4万円、当社154.6〜196.9万円、カナダ234.0〜252.3万円、マルタ238.9〜257.2万円でした。
半年になると、部屋の条件による差(フィリピンで52.7万円、マルタで39.6万円)が総額の2〜3割に達します。相場表の下限で予算を組んだ人が、個室を希望した時点で50万円上振れする、というのが半年留学でよく起きることです。半年以上を考えるなら、最初から個室の料金で見積りを取ってください。
半年の保険料は13.8〜19.1万円(損保ジャパン留学生プラン)です。加入が留学先の条件になっているかどうかで、この金額が総額に乗るかどうかが決まります。
1年の費用
1年の相場は、マルタ250〜360万円、カナダ288〜432万円、アメリカ280〜640万円、イギリス336〜550万円です。フィリピンの1年は相場表に記載がありません。当社の12か月は約195万円です。
| 国 | 3か月 | 半年 | 1年 | 当社との差(半年) | 当社との差(1年) |
|---|---|---|---|---|---|
| フィリピン | 42〜84万円 | 84〜168万円 | — | −31〜+53万円 | — |
| マルタ | 66〜102万円 | 130〜190万円 | 250〜360万円 | +15〜+75万円 | +55〜+165万円 |
| カナダ | 72〜108万円 | 144〜216万円 | 288〜432万円 | +29〜+101万円 | +93〜+237万円 |
| インド | 約80万円 | 約115万円 | 約195万円 | — | — |
出典: アルク「留学費用はいくら?国別・期間別の相場と節約術【2026年】」(2026年9月2日参照)と当社の料金表。差は相場の下限・上限それぞれと当社の金額との差(保険・航空券は全国共通なので差に影響しない)。

3か月では−38〜+28万円の範囲に収まっていた差が、半年で+15〜+101万円(マルタ・カナダ)、1年で+55〜+237万円に広がります。期間が倍になると差も倍になる、単純な構造です。1年の留学で総額を左右するのは、学校選びより国と滞在形態の選択です。
1年の保険料は41.1〜55.9万円(損保ジャパン留学生プラン)で、半年の3倍近くになります。相場表の下限の1〜2割にあたる金額なので、加入の要否と補償内容の検討が、1年では総額に効いてきます。
誰が行くかで変わる費用|大学生・社会人・高校生
同じ国・同じ期間でも、行く人の立場で「総額」に入れるべき項目が変わります。
大学生の場合
大学生の留学には、大きく3つの形があります。大学の協定校に行く交換留学、休学して行く私費留学、長期休暇を使う短期留学です。この記事の相場は、私費で語学学校に通う場合の数字です。
交換留学は授業料の扱いが大学ごとの協定で決まるため、この記事の相場は当てはまりません。休学して行く場合は、留学費用に加えて休学中の在籍料がかかり、金額は大学ごとに違うので学生課で確認してください。春休みや夏休みの1〜2か月で行く短期留学は、休学の手続きも在籍料の追加もなく、1か月の相場 + 航空券 + 保険がそのまま総額になります。
奨学金については、語学留学だけに使える給付型の奨学金は見当たらず、トビタテ!留学JAPAN も語学だけの計画は対象外です。奨学金を前提に予算を組むより、期間と滞在形態で総額を調整するほうが現実的です。
社会人の場合
社会人の留学費用で見落とされやすいのは、休職や退職による収入の減少です。留学費用そのものが200万円でも、月収25万円の人が半年休職すれば、150万円の収入が無くなります(例)。会社を辞めて行く場合は、帰国後の再就職までの生活費も加わります。総額を考えるときは「留学費用 + 収入の減少分 + 帰国後の生活費」で見てください。
この計算をすると、社会人の場合は期間の長さがそのまま費用に効くことが分かります。半年より3か月、3か月より1か月のほうが、留学費用と収入の減少の両方が小さくなります。一方で、短期では英語の伸びが限られるため、費用を抑えたいなら期間を削るより、同じ期間で総額の小さい国と滞在形態を選ぶほうが効きます。
社会人は仕事で使う英語を目的にすることが多いため、授業時間だけでなく、教室の外で英語を使う環境があるかどうかも費用対効果に入れて判断してください。この点は後の章で扱います。
高校生の場合
高校生の留学は、現地の高校に通う1年間の正規留学と、語学学校に通う語学留学とで費用の体系が違います。この記事の相場は語学留学の数字で、正規留学は現地校の学費と滞在費が別の体系になります。
保護者の判断材料として確かめたいのは、費用より先に受入条件です。未成年を受け入れている学校か、滞在先に大人の管理者がいるか、日本語で連絡が取れる窓口があるか。この3点が揃っていない留学先は、金額が安くても候補から外してください。費用については大人と同じ相場表を使い、保険料と航空券を足して総額にします。未成年は保険の加入を条件にしている学校が多いので、保険料は総額に入れておいてください。
語学留学の費用の内訳|7項目
語学留学の総額は、7つの項目でできています。相場表に入っているのは最初の2〜3項目だけです。
| 項目 | 何が入るか | 相場表に入っているか | 見落としやすい点 |
|---|---|---|---|
| 授業料 | 入学金・授業料・教材費 | 入っている | 入学金や教材費が別の学校がある(ILSC は登録料 $220 と教材費 週 $15。フィリピンは教材費が現地払い) |
| 滞在費 | 寮・ホームステイ・アパート | 入っている | 相部屋か個室かで、半年30〜50万円違う(3D ACADEMY 52.7万円、Maltalingua 39.6万円) |
| 食事 | 住まいで出る食事 | 一部 | 平日2食、3食込み、自炊と前提がばらばら。カナダの例では2食を3食にすると半年 +6.9万円 |
| 海外旅行保険 | 治療・救援・賠償 | 入っていない | 6か月 13.8〜19.1万円、1年 41.1〜55.9万円(損保ジャパン留学生プラン)。期間に比例して増える。加入が条件かどうかは留学先で違う |
| ビザ・許可 | 申請料、就学許可、延長料 | 入っていない | 90日以内は不要の国と、学生ビザに数万円以上かかる国がある(下の表) |
| 航空券 | 往復 | 入っていない | 時期と直行・経由で倍近く違う(往復 約9〜22万円) |
| 現地生活費 | 昼食・外食・交通・通信・日用品 | 入っていない | 「お小遣い」としてまとめられ、金額が示されないことが多い |
出典: 各校の料金表、損保ジャパン留学生プランの料金表、アルク記事(いずれも2026年9月2日参照)。

ビザの費用は、国と期間で大きく違います。
| 国 | 申請料(原文の通貨のまま) |
|---|---|
| アメリカ | 学生ビザ US$185 + SEVIS管理費 US$350 / ESTA US$40.27 |
| カナダ | 学生ビザ CA$150 + バイオメトリクス登録料 CA$85 / eTA CA$7 |
| オーストラリア | 学生ビザ AU$2,050(語学留学)/ ETA AU$20 |
| ニュージーランド | 学生ビザ申請料 免除 / 国際観光税 NZ$100 / NZeTA NZ$17 または NZ$23 |
| イギリス | ETA £20 / 学生ビザ £558 / 短期留学ビザ £228 / 英国健康保険(IHS)£776 |
| アイルランド | 90日以内は不要 / 91日以上は外国人登録料 EUR 300 |
| マルタ | 90日以内は不要 / 91日以上は学生ビザ EUR 100〜150 |
出典: 留学ジャーナル「語学留学の費用まとめ!国別の目安やビザ申請料・節約術まで」(2026年7月28日更新、2026年9月2日参照)。原文の通貨のまま。
90日以内ならビザ不要の国でも、91日以上になると学生ビザや登録料がかかります。3か月と半年で総額が段違いに変わる理由の1つです。オーストラリアの学生ビザ AU$2,050 は、1豪ドル100〜112円で約20〜23万円にあたり、航空券と同じ規模になります。
見積りを取るときは、この7項目のどれが含まれているかを、学校やエージェントに項目ごとに確かめてください。「学費・滞在費・食費込み」と書かれていても、食事の回数と部屋の条件が違えば、総額は変わります。
費用を抑える方法と、抑えてはいけないところ
前章までの数字から、効果の大きい順に並べます。
1. 期間を先に決める。1か月では国による差はほとんど出ず、半年以上で差が開きます。半年以上なら国と滞在形態を優先し、1か月なら行きたい都市を優先する。この順番だけで、無駄な比較が減ります。
2. 季節を選ぶ。学校の料金には季節区分があり、夏の繁忙期は滞在費が上がります。Maltalingua のアパート2人部屋は、最も安い時期の週€196に対して夏は€273で、24週なら€1,848(約29万円)の差です。ILSC のホームステイ(朝夕2食)も週$325と$365で、24週で$960(約11万円)違います。
3. 相部屋にする。半年で30〜50万円の効果があります。ただし、4人部屋で半年暮らす生活を想像してから決めてください。相部屋で節約した分が、疲れて外泊や外食に流れることもあります。
4. 食事付きの住まいを選ぶ。自炊の住まいは滞在費が安く見えますが、食費が別にかかります。朝夕2食付きの住まいは食費の見通しが立ちやすく、外食が減ります。
5. 保険の条件を確かめる。海外旅行保険が留学先の条件になっているかどうかで、半年13.8〜19.1万円、1年41.1〜55.9万円が総額に乗るかどうかが決まります。条件になっていない留学先では、加入しない選択もできます(加入するかは本人の判断です)。当社のプログラムは加入を条件にしていません。
6. 奨学金を探す。語学留学だけに使える給付型の奨学金は見当たらず、トビタテ!留学JAPANも語学だけの計画は対象外です。在籍校や自治体に独自の制度があるかは、それぞれの窓口で確認してください。
抑えてはいけないところは、住環境と現地のサポートです
相部屋で月5〜10万円の家賃を取られる、学校と住まいが遠くて通学に時間と交通費がかかる、トラブル時に日本語で相談できる相手がいない。こうした留学は、数万円の節約と引き換えに、学習時間と安全を削っています。度を超えて安いプランで実際に何が削られるのかは、別の記事にまとめています。
英語留学として見たときの費用対効果
費用を総額で揃えたら、次は「その総額で何時間の授業を受けられるか」で比べます。式は単純です。
総額 ÷(週あたりの授業量 × 週数)= 授業1回あたりの費用
1レッスンの長さは学校ごとに違うので、レッスン数で公開している学校は「1レッスンあたり」、時間で公開している学校は「1時間あたり」で出し、混ぜて順位づけはしません。
| 国 | 週あたりの授業量 | 24週の授業量 | 総額(半年) | 授業あたりの費用 |
|---|---|---|---|---|
| フィリピン(3D ACADEMY) | 料金ページに記載なし | — | 187.2〜207.4万円 | — |
| マルタ(Maltalingua) | 20レッスン | 480レッスン | 238.9〜257.2万円 | 約5,000〜5,400円 / レッスン |
| カナダ(ILSC) | 24レッスン | 576レッスン | 234.0〜252.3万円 | 約4,100〜4,400円 / レッスン |
| インド(当社) | 20〜25時間 | 480〜600時間 | 154.6〜196.9万円 | 約2,600〜4,100円 / 時間(保険なし 約2,300〜3,700円) |
出典: 各校の料金表と当社の料金表(2026年9月2日参照)。単価は「総額の下限 ÷ 授業量の上限」と「総額の上限 ÷ 授業量の下限」で計算。
この表で分かるのは、授業1回あたりの費用は、総額の差よりも授業量の差で動くことです。マルタとカナダの総額はほぼ同じですが、週の授業量が20と24で違うため、1レッスンあたりでは2割ほど差が出ます。授業量を増やせる学校では、同じ総額でも単価が下がります。当社のプログラムも、授業の追加を相談できます。
もう1つ、費用対効果を決めるのは教室の外です。英語の上達は「授業時間 × 授業の外で英語を使う時間」で決まります。授業が終わったあとに日本語で過ごす環境なら、授業の密度が高くても伸び幅は限られます。同じ総額なら、街で英語が通じるか、滞在先に日本人以外の入居者がいるか、日本人の比率が低いかを、授業量と同じ重さで見てください。
フィリピンのマンツーマン授業は、授業時間あたりの発話量では他の留学先を上回ります。一方で、英語が公用語の1つで、街の中でも英語が使われる留学先は、授業の外の時間が練習になります。どちらが合うかは目的次第で、「教わる時間」を最大化したいか、「使う時間」を増やしたいかで選んでください。
インド・バンガロールの場合(参考)
当社インド留学プラスの語学留学は、期間別の料金を公開しています。
- 3か月 約80万円 / 6か月 約115万円 / 12か月 約195万円(個室・税込。2名1室のシェアルームは別見積り。2週間や1か月は個別見積り)
- 含まれるもの: 語学学校の授業料と教材費、滞在費、住まいでの朝食と夕食、空港送迎、渡航前の準備サポート、現地の日本人スタッフによるサポート、選べるオプション1つ
- 含まれないもの: 往復の航空券、昼食や外食、現地の交通費
- 現地生活費の目安: 1日600〜1,200ルピー(約1,000〜2,000円)。交通費は徒歩圏なら0、配車アプリなどで1日200〜600円
- 授業: レベル別のクラス授業で週20〜25時間。授業の追加も相談できます
海外旅行保険とワクチンは、当社では加入・接種を条件にしていません。加入・接種するかはご本人の判断で、これまでの留学生にも保険・ワクチンなしで滞在した実績があります。加入しない場合、半年で13.8〜19.1万円、1年で41.1〜55.9万円が総額から減ります。前章までの比較で、他の国との差を広げる項目の1つです。
生活費の実例と料金に含まれるものの詳細はインド留学の費用まとめに、料金と滞在先の様子はインド・バンガロール英語留学の料金と滞在先の案内にまとめています。
よくある質問
01留学費用の平均はいくらですか▼
国・期間・滞在形態を固定しない「平均」を出している公的な統計は見当たりません。相場は幅で示され、半年の語学留学なら、相場表の最も安い国で84万円から、最も高い国で342万円まで(授業料・滞在費・ホームステイの食事込み、航空券・保険別)の範囲です。この幅を狭めるのは、国・期間・部屋の条件・食事の回数の4つを決めることです。
02語学留学に行くには、いくらかかりますか▼
相場表の範囲は、1か月 14〜70万円、3か月 42〜171万円、半年 84〜342万円、1年 250〜640万円です(国により異なる。授業料・滞在費・食事込み)。これに往復航空券 約9〜22万円、海外旅行保険(半年 13.8〜19.1万円、1年 41.1〜55.9万円)、昼食などの現地生活費を足した金額が、実際に用意する総額です。
03お金がないのですが、留学できますか▼
総額を下げる順番は、期間を削るより先に、国と滞在形態を見直すことです。1か月では国による差がほとんど出ないので、短くしても総額はあまり減りません。半年以上なら、国と部屋の条件で50〜100万円動きます。給付型の奨学金は語学留学だけでは見当たらないため、貯蓄と、期間・条件の調整で組むのが現実的です。留学先によっては、インターンシップと組み合わせて費用を抑えるプランもあります。
04長期のほうが割安ですか▼
授業料は長期ほど週あたりの単価が下がりますが、下がり幅は5〜10%程度です。3D ACADEMY の4人部屋は4週 186,600円に対して24週は4週あたり 171,683円(約8%低い)、Maltalingua の授業料は4週で週 €219、24週で週 €207(約5%低い)、ILSC の授業料は1〜11週の週 $430 が24週以上で $400(約7%低い)です。滞在費と生活費は期間に比例して増えるので、「長期だから割安」と考えるより、必要な期間を先に決めてください。
05海外旅行保険には入らないといけませんか▼
留学先と学校によって、加入が条件のところと任意のところがあります。条件になっている場合は、保険料(半年 13.8〜19.1万円、1年 41.1〜55.9万円)を総額に入れてください。任意の場合は、渡航先の医療費の水準と、自分の持病や活動内容を見て判断します。当社のバンガロール留学では加入を条件にしておらず、加入しない場合はこの金額がそのまま総額から減ります。
06相場表の数字を見るとき、何を確かめればいいですか▼
4点です。相部屋か個室か、食事は何食含まれるか(昼食は含まれるか)、航空券と保険が入っているか、為替レートと参照日はいつか。この4点が揃っていない数字どうしを比べると、順位は前提の違いを映しているだけになります。
まとめ
- 留学費用の相場表は、相部屋・ホームステイ・航空券と保険別の数字が多く、条件を揃えると順番が入れ替わります
- 1か月では国による差はほとんど出ず、3か月で互角、半年から差が開き、1年では200万円を超える差になります
- 見積りは「個室・食事の回数・保険・航空券・ビザ・生活費」まで含めた総額で取り、同じ条件で並べてください
この記事の運営者
インド留学プラスは、インド・バンガロールへの語学留学・インターンシップ留学を仲介する事業者です。運営は CatS株式会社(日本)と Sunlight Yellow Overdrive Pvt. Ltd(インド現地法人)。バンガロール在住10年以上の日本人スタッフが、学校・滞在先の手配と現地サポートを行っています。2026年8月30日放送の TOKYO MX『ええじゃない課Biz』で、インド留学の取り組みが紹介されました。
出典一覧
- アルク「留学費用はいくら?国別・期間別の相場と節約術【2026年】」(2026年9月1日公開、2026年9月2日参照)
- 留学ジャーナル「語学留学の費用まとめ!国別の目安やビザ申請料・節約術まで」(2026年7月28日更新、2026年9月2日参照)
- 成功する留学「留学費用完全ガイド2026」(2026年9月2日参照)
- 3D ACADEMY「料金のご案内」(2026年9月2日参照)
- Maltalingua「Adult Prices (Euro) 2026」(2026年9月2日参照)
- ILSC「Price List 2026 – Toronto」、ILSC Accommodations「Homestay – Canada」(2026年9月2日参照)
- 損保ジャパン「海外旅行総合保険 留学生プラン保険料」(2026年9月2日参照)
- インド留学プラスインド・バンガロール英語留学の料金(2026年9月時点)
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この記事の執筆・編集: インド留学プラス
