
英語がまったく話せなかった私が、半年でIELTSに挑むまで
渡航前の英語力は中学生レベル。半年間バンガロールで学び続けた留学生が、伸びた時期と止まった時期を月ごとに振り返ります。
最終更新日: 2026-08-03|6ヶ月・英語が苦手から
渡航前: 英語力は中学生レベル
牧田さんが渡印を決めたのは2024 年 5 月、実際にインドへ発ったのは7 月下旬でした。大阪出身で、それまでに台湾に約 4 年住んだ経験がありました。
ただし、英語に関しては別です。本人の言葉を借りれば、渡航前のレベルは「中学生レベル」で、ほぼ皆無。海外経験があっても英語ができるとは限らない、という当たり前の事実がここにあります。目標は 6 ヶ月で英語を身につけること。ここから半年間の記録が始まります。
1ヶ月目: 「間違ってもいいから話す」
語学学校は1 日 4 時間、1 コマ 50 分程度という構成でした。最初の 1 週間は当然ながら苦戦します。それでも、この時期に意識を切り替えたことが後の伸びにつながりました。
最初に捨てたのは「正確さ」だった
牧田さんが意識したのは「英語を間違っていてもいいから話す」という一点でした。文法を組み立ててから話そうとすると口が動かない。まず口に出す、直すのは後 — この順番を徹底したことで、1 ヶ月目にしてスピーキング能力がはっきり向上したといいます。
英語に対するコンプレックスが解消されたのも、この最初の 1 ヶ月でした。話せない自分を受け入れて口を動かし始めた瞬間から、状況が変わり始めます。
2〜3ヶ月目: 日常会話ができるようになる
2〜3 ヶ月目には、日常会話が成立するレベルに到達します。並行して、基礎的な文法の復習にも取り組みました。話せるようになった実感があるからこそ、文法を学び直す意味も見えてきます。
この時期に牧田さんが取った工夫は 2 つありました。
- 日常会話レベルで満足しない— 目標をビジネスレベルに設定し、簡単な話題だけで終わらせない
- あえて難しいトピックで話す— 自分の語彙では届かない話題に踏み込むことで、必要な単語と表現が見えてくる
授業以外の自学自習の時間も確保し、単語の暗記と文法の復習を続けました。
4ヶ月目: 伸び悩みと3日間の停止
順調に見えた留学生活ですが、4 ヶ月目に壁が来ます。モチベーションが落ち、3 日間まったく勉強しなかった時期があったといいます。
理由ははっきりしていました。日常会話ができるようになったことで、日々の成長が実感しにくくなったのです。最初の 1 ヶ月のような劇的な変化はもう起きません。目に見える手応えがないまま学習を続けるのは、想像以上に難しいものです。
この停滞そのものは、長期の語学留学ではよくあることです。大事なのは、そこからどう抜けたかでしょう。
転機: 目標をIELTSに置き直す
牧田さんが取った方法は、目標を数値で測れるものに置き換えることでした。「ビジネスレベルの英語を身につける」という漠然とした目標を、TOEIC と IELTSという具体的な指標に落とし込んだのです。
スコアという形で進捗が見えるようになると、計画も立てられるようになります。この「計画の大切さ」に気づいたことが、4 ヶ月目の最大の学びでした。
5〜6ヶ月目: スピーキングが武器になる
後半は IELTS に照準を合わせた学習に切り替えます。クラスは1 日 2〜3 時間。ライティングとスピーキングはマンツーマンで練習を重ねました。
模擬試験を受けると、1 週間ごとにスコアが上がっていくのが分かったといいます。停滞期を抜けた後の伸びは、数字がそのまま証明してくれました。
最も得意になったのはスピーキング
半年を終える頃、4 技能の中でスピーキングが最も得意な分野になっていました。日常会話では詰まることなく話せるレベルです。
その土台をつくったのは、授業だけではありません。友人との会話に毎日約 2 時間を費やしていました。ソーシャルレジデンスで暮らしていれば、この時間は特別に確保するものではなく、生活の中に自然に存在します(ソーシャルレジデンスの暮らし)。
半年を振り返って分かったこと
この半年の記録から読み取れることは、いくつかあります。
- 英語ゼロからでも始められる— 中学生レベルからのスタートで、半年後には IELTS に取り組むところまで来ています
- 最初の 1 ヶ月が一番変わる— 「間違ってもいいから話す」に切り替えた効果が最も大きく出ます
- 中だるみは必ず来る— そのときは目標を数値化できるものに置き換えるのが有効です
- 授業外の時間が結果を左右する— 1 日 4 時間の授業に対し、友人との会話が約 2 時間ありました
なぜインドの環境がここまで英語を使わせるのかは英語留学のリアルで、学校選びの基準は語学学校の選び方で解説しています。英語を身につけた先に現地就職という道を選んだ方の記録は佐藤さんの体験談をご覧ください。
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英語学習のよくある質問
01英語がまったく話せなくても留学できますか?▼
できます。牧田さんの渡航前の英語力は本人いわく「中学生レベル」でした。それでも1ヶ月目にスピーキングが伸び、2〜3ヶ月目には日常会話ができるようになっています。語学学校はレベルに合わせたクラス編成のため、英語初心者からスタートできます。
02半年でどのくらいのレベルになりますか?▼
個人差はありますが、牧田さんの場合は日常会話で詰まらずに話せるレベルに達し、IELTSの模擬試験でスコアを伸ばす段階まで進みました。特にスピーキングが最も得意な技能になっています。
03途中でやる気がなくなることはありませんか?▼
あります。牧田さんも4ヶ月目にモチベーションが落ち、3日間まったく勉強しなかった時期がありました。日常会話ができるようになると成長を実感しにくくなるためです。TOEICやIELTSのように数値で測れる目標に置き換えることが、この時期を抜ける有効な方法でした。
041日どのくらい勉強しますか?▼
語学学校は1日4時間、1コマ50分程度です。後半にIELTS対策へ切り替えてからは1日2〜3時間のクラスを受けていました。加えて自習の時間と、友人との会話が1日約2時間ありました。
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